臨床心理士森山 みな美

臨床心理士指定大学院卒業後、医療機関・公的機関等で社会的・心理的・経済的な困難に関する相談業務に従事。2017年より株式会社cotreeにて個人・法人向け心理相談業務に携わる。

社員紹介の第二弾では、cotree運営カウンセラーである森山さんをご紹介します。カウンセリングに加え、法人向けのサービスやカウンセラー勉強会の運営等も担当し、カウンセラーという専門の立場からcotreeを支えて下さっています。
(また最近では、起業家メンタル支援事業「escort」のコーチとしても関わっています。)

社内では、cotreeをそっと支えるお姉さんのような存在です。オフィスにいる日は限られているのですが、まるでずっと側にいるかのように見守って下さっている森山さん。仕事に対する姿勢、発する言葉1つ1つに、愛と強さが溢れています。誰かが困っている時には、チーム全体を俯瞰し的確な意見を下さる森山さんを、皆が頼りにしています。

医療機関や相談室などで働いていた森山さんが、「オンラインカウンセリング」という新しい世界に飛び込んだきっかけ、そしてcotreeに込める想いを綴っています。ぜひお読み下さい。


新しいかたちのカウンセリング、そして櫻本さんとの出会い

『オンラインカウンセリング』に出会ったのは2016年3月。きっかけは櫻本さんのブログでした。

ネットサーフィンをするなかで、ある日偶然出会った彼女のブログは、やさしくて、誠実。
一生懸命さに溢れているけれど、どこか葛藤的。

でも同時に、葛藤に向き合いつづけるつよさのある人だと感じました。ブログを読み終えた私は、もうすっかり彼女のファンになっていました。

いまのいる世界と新しい世界の狭間で

以前から、

「地方や海外に住む方々にカウンセリングを提供したい。より多くの方がカウンセリングを利用できる世の中になって欲しい」

という願いがありましたが、目の前の臨床活動に力を注ぐうちに、その想いはこころの片隅にしまわれていきました。

しかし、櫻本さんのブログに出会い、

「オンラインカウンセリングが普及すれば、地方や海外で悩む方々にカウンセリングが提供できるのでは」

と想像がふくらみ、しまわれて願いが再びこころのなかで、そっと動き出しました。

言葉だけではなく、クライエントとカウンセラーの間のノンバーバルな交流を大切にしている従来のカウンセリングの世界では、『対面』でのカウンセリングを非常に重んじています。
そのためノンバーバルなやりとりが起きにくい『オンラインカウンセリング』の世界は、業界のなかでは異端視される存在。
当時、伝統的な心理療法の実践の場に身を置いていた私にとって、『オンラインカウンセリング』の世界に飛び込むことは、ちょっぴり勇気のいることでした。

一方で、『オンラインカウンセリング』の可能性や櫻本さんの姿勢にこころ動かされ、新しい世界への一歩を踏み出す気持ちが固まりました。

勇気を出して櫻本さんにメールを送ると、すぐに返信があり、オフィスの近くで2人で話をしました。
ブログという文字の世界を飛び出し、リアルの世界で出会った櫻本さんは、想像していたよりもっと知的で温かみがある方でした。

『オンラインカウンセリング』の世界に対する向かい風がつよいことは理解しながらも、それを超えてでも「一緒に働いてみたい」、そう思える魅力がありました。
その後、少し時間がかかりましたが2017年2月、正式にcotreeのメンバーとして加わりました。

異世界に飛び込んで

cotreeでは、カウンセラーとしてパートナープログラムや法人向けのサービスを担当していています。
cotreeへの参加やサービス提供を通じて、従来の臨床現場では出会う機会の少ない方々とオンラインカウンセリングの世界で出会い、対話を重ねてきました。

これらの体験から、オフラインの世界で傷つき、オンラインの世界に癒しやつながりを求める方々がたくさん存在していることを肌で感じることができました。
cotree参加前の私にとって、遠い存在に感じていたオンラインに広がる世界。

でもいざ飛び込んでみると、医療機関やカウンセリングルーム、相談室に足を運べなくとも、
悩み苦しみ、人との対話を求める方々が多く存在している。

サービスを通じ、やりとりを重ねていくうちに、遠くに感じていた世界を身近に感じられるようになりました。
ノンバーバルな交流が対面ほどは多くない『オンラインカウンセリング』の世界ですが、その世界での交流においても、こころが揺れ、動き、じんわりと熱をおびるやりとりが生まれる体験を日々重ねることができています。

オンラインの世界に癒しやつながりを求める方々とカウンセラーとして、つながり、こころに問いかけ、対話し、情緒的な交流を重ねていくこと。

そして日常の生活が、生き生きと豊かなものになっていくプロセスに寄り添うことが、カウンセラーとしての私の役割だと感じています。

cotreeの仲間

cotreeに参加したことで、心理職ではない、他職種メンバーと出会うことができました。

メンバーひとりひとりは、バックグラウンドや役割、専門技術はさまざまであるけれど、”こころ”への探究心やサービスに向き合う真剣さは同質であるように感じています。
メンバーの仕事に取り組む姿勢から、私自身、多くのことを学んできました。
彼らは、それぞれの立場から、カウンセリングのサービスをより多くの方々に届けるために、日々奮闘しています。

彼らと一緒に仕事をしていると、

「カウンセリングについて、これほどの熱量を注ぎ、知性と感性を活用し取り組む姿は、もはやカウンセリングに向き合うカウンセラーと同じなのではないかなぁ」

と思うほどです。

そして、私たちカウンセラーが安心してカウンセリングを提供できるのは、サービスやシステムを整えたり工夫したりしてくれる他職種のメンバーの支えがあるからです。
周辺環境を支え、会社を守るメンバーがいなければ、カウンセリングは成り立ちません。

櫻本さんを含め、全てのメンバーに感謝し、この先も、ともに歩む仲間として手を取り合っていけるとよいな、と感じています。

これからの歩みのなかで

時代が変化しつづけるなかで『オンラインカウンセリング』の世界は、これまでより、さらに注目されることになるだろうと感じています。

一方、伝統的な心理療法の世界から、異端視されてきた世界であることも事実。
この世界には、まだまだぶつかる壁があるでしょうし、乗り越えなければならない山もあると思っています。

その道のりで大切なことは、

“cotreeが出会う困難や葛藤から目をそむけず、つねに自分たちに問いつづけ、悩み続ける”こと。

簡単に答えを決めず、困難や葛藤に立ち向かいつづけることで、『オンラインカウンセリング』や『cotree』が多くの方々から、自然と信頼される存在に成長していくのではないかと思っています。

そして、信頼される存在になることが、『オンラインカウンセリング』という新しい世界に足を踏み入れた者の責任であるように感じています。


■インターン生からの一言■

「地方や海外に住む方々にカウンセリングを提供したい。より多くの方が利用できる世の中になって欲しい」という願いをもち、『対面カウンセリング』の世界から『オンラインカウンセリング』の世界へと飛び込んだ森山さん。

カウンセラーとしての葛藤がありながらも、「オンライン」という一見遠い存在から生まれる、温かなやり取りを通して、とても生き生きと仕事をしている印象を受けました。

まだまだ業界内では、オンラインでのカウンセリングへの不安は大きいかもしれません。ですが、家の外へ出ることが難しかったり、近くにカウンセリングルームがなかったりする方にもカウンセリングを届けれるなど、オンラインだからこそできることもある、と感じています。

「遠い場所からも、悩んでいる人の力になることできる」という新しい経験を、カウンセラーさんにも届けられるよう、cotreeは責任を持ってこれからも歩み続けます。

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